ファイルをクラウドストレージサービスに置く時に、万が一の時を考えて暗号化した上で置くためのソフトウェアとして、オープンソースのCryptomatorがあります。
似たようなもので、VeraCryptというのもありますが、VeryCryptを使ってフォーマットする時に、ものすごく遅い上、なぜか失敗します。
もし試されるのであれば、まず小さい容量で試してみて、うまくいくことを確認してから大きい容量を設定して作り直すことをおすすめします。
それと比べたらCryptomatorのほうが全然使い方が良いので使うことにしました。
Cryptomatorでは、Vault(直訳すると「金庫」)という単位で暗号化単位を作ることができます。
中に保存されたファイルは、通常のファイルシステム上、たくさんの.c9r
ファイルとして保存されています。
金庫を解除すると、fuse-tを利用してフォルダとして中身がマウントされます。そしたら、あと普通のフォルダのように使えます。
インストールは公式のSetup手順をご参考ください。
ここから本題ですが、なぜか私のMac miniでFinderのCommand + Shift + Nのショートカットでフォルダを作ると、フォルダが作られずに、フリーズしてしまいます。
※2024/04/13追記:ここ数日使った感じだと、ショートカットのせいではないように見えます。
mkdirコマンドで応答がないとか、Finderのメニューによる操作も似た事象があったり、全体的にとても不安定です。
あと確認ではないですが、疑っている説として、フォルダにスペースが入るとダメ的な話があるかもしれません。
最初はこれでかなり焦ってしまいましたが、なんとか復旧できたので、ちょっとした共有になります。
まずシステム情報は以下です。
- Mac mini 2023 (M2)
- macOS Sonoma 14.4.1
- Cryptomator 1.12.3 (dmg-5219)
フリーズしてしまったら、他のアプリは普通に動きますので、「Activity Monitor」を開いてみてください。
たぶんFinderのレスポンスがない状態かと思います。
そこでDockにあるFinderを右クリックしてメニュー一番下にある「再度開く(英語だとRelaunch)」を選択してFinderを再起動してみてください。
Finder再起動すれば、Vaultの中身は見れるようになりますが、なんと、、ファイルを開くとエラーになります!!全部開かないです!!!
えええー壊れたのかな?!と思い、Cryptomatorを再起動すれば治るのかなと思って試したら、ロックできず、強制ロックもできず、終了もできない状態になりました。
ここで終わった!暗号化したものは全部パーになった!!と私は思いました、、、そうかもしれませんが、とりあえず落ち着きましょう。
また「Activity Monitor」の登場ですが、次のようにCryptomatorは表示されるはずです。
ここで上部のバツボタンを押して終了(強制にする必要もなかった)することができます。
少し待てば、画面上部メニューバーにあるCryptomatorのアイコンは消えてプロセスが終了されるはずです。
これでCryptomatorを再度起動すれば、(私の場合)問題なくまたファイルにアクセスできるようになりました。いやぁぁ〜とりあえず良かったです。。
実はこのショートカットが原因であることを知らずに、一度Cryptomatorに入れたデータがダメになったと思い込み、全部やり直したこともありました。
なんだか自分がランサムウェアを自分のパソコンに入れた気分にもなりました。。。
しかし、暗号化したファイルは取り戻せない覚悟でこのようなソフトを使ったほうがいいかもしれません。
他の人にバレるなら、自分が失ったほうがマシという方向けですね。
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